第23話

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さ「あのね……つは…」 水の音でさくらの声が途切れ途切れになる。 だから俺も、流しに行きさくらを後ろから抱きしめた。 要「ん?何?」 さ「にゃ!耳っ…耳元で囁かないでっ」 要「で?さっき何て言ったの?」 俺はさくらの照れをスルーして、さっき何を言ったかを確認する。 さ「や…だから…ね?とりあえず…離れてクダサイ」 要「はは。片言になる位テンパるなよ」 煙を出してさくらが倒れない様に、俺はそっとさくらから離れて冷蔵庫へ向かう。  
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