48608人が本棚に入れています
本棚に追加
いきなり、さくらが俺の手を振り払った。
要「さくら?」
さ「無理なんてしてない!」
要「え?」
さくらはまた少し頬を赤く染め、涙目になっていた。
さ「わた…私なりに、一生懸命考えたんだよ?確かに渚先輩に言われたってのもあるけど、でも私なりに悩んで、私が決めたの!要の誕生日だから…なのに」
要「さくら」
今にも泣いてしまうんじゃないかと思うさくらを、俺は抱き寄せた。
俺は馬鹿だ。
さくらが一生懸命、恥ずかしさとか全てを取り払って言ってくれた言葉を…
無理するなという一言で片付けるなんて。
要「ごめんな、さくら」
俺は謝って、さくらの頭にキスをした。
最初のコメントを投稿しよう!