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さ「ん…」
いきなり、要がキスをしてきた。
要「さくら…」
少しかすれた声で、名前を呼ばれるのが好きな私は、心臓の鼓動が早まる。
要「ハァ…んな顔すんなよ。今抱きたくなるだろ」
さ「え?」
私は別に…本当に、今日抱かれようって決めたから大丈夫だよ?
そう思って要を見つめると、要は私の額にキスをした。
要「今日は無理」
さ「なん…で?」
首を傾げる私に、要は凄く残念そうに言った。
要「場所が無い」
―…と。
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