第24話

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さ「ん…」 いきなり、要がキスをしてきた。 要「さくら…」 少しかすれた声で、名前を呼ばれるのが好きな私は、心臓の鼓動が早まる。 要「ハァ…んな顔すんなよ。今抱きたくなるだろ」 さ「え?」 私は別に…本当に、今日抱かれようって決めたから大丈夫だよ? そう思って要を見つめると、要は私の額にキスをした。 要「今日は無理」 さ「なん…で?」 首を傾げる私に、要は凄く残念そうに言った。 要「場所が無い」 ―…と。  
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