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要は私が着ている半袖を捲り、胸の上に手を置く。
要「…少し大きくなったか?」
さ「え?」
いきなり嬉しい事を言われて、ふわふわした意識がハッキリした。
さ「……でも何で?」
要「…クスッ」
何故か要は笑って私を見ていた。
さ「え?今笑う所あった?」
本気でわかんないんだけど。
要「ほんと…お前には敵わねぇ」
要がそう言って、私の上からどいた。
さ「…?」
要「虐めてやろうと思ったけどやめた」
捲った私の半袖を、丁寧におろしていく要。
……何でやめちゃったんだろ。
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