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海からあがり、要に聞く。
要の眉は寄っていて、目は鋭くなっていた。
さ「要?」
要「俺から離れるなよ」
さ「え?」
どうしてって聞こうとした時、キキーッと車のブレーキ音がした。
ドンドンドンドン
さ「…車?」
浜辺のすぐ横の道に、ウーハーをきかした車が止まったのが見えた。
要「帰ろう」
さ「え…あ、うん」
要は私が脱いだサンダルを持つと、私の腕を掴み別荘へと歩き出した。
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