第25話

4/17
前へ
/420ページ
次へ
女1「まじでいたー!」 車から降りてきたらしい女の人が、私達をおっかけて浜辺にやってきた。 女1「昼間はどーも」 格好が派手な女の人は、要にそう挨拶をする。 さ「昼間?」 昼間って何? 要「ここ。プライベートビーチなんだけど」 要が怒った表情で女の人に言う。 あ…そうだよね。 (この2階のベランダから見える海までは、プライベートビーチだから勝手に歩いても大丈夫だからね) って愛言ってた。 て事はこっから別荘が見えるから、ココまだ愛の家のプライベートビーチなんだ。 なんでこの人普通に入ってきてるの? 男1「コイツか?むかつく男って」 男2「女連れか。どーみても合宿じゃねぇよなー」 男3「確かに」 女の人の後ろから、男3人がやってきた。 ガムを噛んでいる黒く焼けた男。 車の鍵を指でチャラチャラと回す茶髪の男。 3人の中で1番背が高い金髪の男。 つうか真面目に合宿だし。何なんだこの人達。 私が癖でじっと見ていると、女の人が笑い出した。 女1「もしかして…あんた彼女?」 さ「…そうですけど」 私は要の腕にきゅっと掴まり、女の人を見る。  
/420ページ

最初のコメントを投稿しよう!

48608人が本棚に入れています
本棚に追加