第25話

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要「さくら…先に行け」 さ「何言ってんの!」 要をちらっと見ると、口は切れて血が出てるし、手はお腹を押さえていた。 相当お腹を殴られたんだ…。 要「さくら…平気か?」 さ「女の人に殴られるのは平気!あんなんで泣いてちゃ、要の彼女勤まんないからね」 私がニヤッと笑うと、要もフッと笑った。 男3「捕まえったー」 さ「きゃあっ!」 さっき私を掴んでいた金髪男が、私の肩に手を置いてきた。 男3「おらコッチ来いよ!」 さ「いやあ!」 抵抗したため私はバランスを崩し、前に倒れこんだ。 さ「いった……」 男3「うわぁぁあっ!!」 さ「……へ?」 私の肩が軽くなり、痛そうな男の声が聞こえてきたので、思わず顔をあげた。  
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