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男1「ごちゃごちゃうるせぇんだよ!」
私がそんな事を考えていたら、戦いの火蓋はもう切られていた。
さ「邪魔?…私邪魔?」
自問自答しつつ、少しずつ後退する私。
あわわ。男3に対して全然ひけを取らないよ要と英士先輩。
…てか、私がいなかったら要はあんなにやられなくて済んだんだよね。
女1「痛い痛いっやめてよ!」
ハッとして圭の方を見ると、砂浜に倒れ込んだ女の人の上に、圭が馬乗りになっていた。
女の人の髪を掴んで、顔を上げさせる圭を見て、一瞬鳥肌が立った。
圭「これに懲りたらもうこんな卑怯な真似すんじゃないよ?」
女1「しないしないっ!しないから…もう殴らないで!!」
圭「ぁあ!?」
さ「け…圭?もう良いよ…?」
圭「さくら」
私は恐る恐る圭に近寄り、小さな声で囁いてみた。
私を見た瞬間は目が鋭かった圭。
その後私の名前を呼んだ時には、いつもの可愛い圭に戻ってくれて心底安心した。
だって圭の…目つきや気迫が本当に怖かったんだもん。
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