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「1番最初の命令を忠実に実行したいんです!」
「そうか。ならボンゴたちについていけ」
「ありがとうございます。それでは行ってまいります」
シェイカーは小走りでボンゴとコンガを追いかけた。
3人は空港から飛行機に乗り、サン・ライズ・アイランドへ出港した。
サン・ライズ・アイランドクロード空港まで、約12時間かかって到着した。
その時、サン・ライズ・アイランドの時計は夜中の1時を指していた。
3人は空港を出ると大きな公園まで歩き、車を探し歩いた。
「おいコンガ、あそこにあんぞ。車」
「なに言ってんだボンゴ、中で人が寝てるじゃねぇか!!」
「そんなやつ引きずり降ろせばいいじゃねぇか」
「来て早々余計な騒動起こすと、後々面倒なことになるから駄目だ!!」
ボンゴとコンガが小さな声で口喧嘩をしていると、横でずっと車に目を置いていたシェイカーが一言。
「トイレ行ったぞ、車の人」
車で寝ていた男が、トイレに行くため車を降りた。
そこをチャンスとばかりに3人は、その車に乗り込み、行くあてもなく発進させた。
運転席にコンガが座り、ボンゴは助手席、シェイカーが後部座席に座った。
普段人通りの多い通り、ウォーク・ヘブンはこの時間、人通りが激減し、辺りを見回しても7、8人が歩いている程度。
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