2.FBI特別捜査官

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「今、連続発砲事件が話題を呼んでいますよね、それで、この事件を専門として捜査するグループを発足したいと考えているんですが」 「私もそれで悩んでいたところだ。そう言ってくれる人がいると心強いよ。 了解した。何人欲しい?」 「本当ですか!? ありがとうございます! そうですね……50人だと……多いですかね」 「わかった、50人用意しよう。それと場所だが、クラン・クロードの北側に大きな会議室がある。そこを使うといい。詳しい地図はこれだ」 「はい! わかりました。さっそくそこに向いたいと思います」  コンガは部屋を出ると、部屋の外で待っていたボンゴを連れ、用意された会議室へ向かった。  その数時間後、遅れてシェイカーが刑務所の前に車を停めた。  シェイカーは車を降りる前に着ている服を脱ぎ、その服を裏返した。  裏返した服の胸には“FBI”と記されている。その服はリバーシブル。  裏返した服を再び着ると、最高司令官の部屋を訪れた。 「失礼します。スペインから来ました。 今サン・ライズ・アイランドで奇怪な事件が起きていると聞いて……」  シェイカーは胸ポケットから黒い手帳を出し、最高司令官に開いて見せた。 そこにも“FBI”と記されている。
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