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あぁ。スペインで撃たれた。撃たれたというより撃たれに行った。それと、俺の名前はリーフォンだ。リーフォン・ラウール。覚えておけ。
話を戻すが、A型はA型でも“奴等”のしもべになってしまうものと、俺や君たちのように体がいかれちまう者に分かれる。
ちなみに、そこの小人のように完全な形になってしまう者たちはB型。
O型は血が濃いためか何の変化もない。
AB型は5:5、つまり人魚のように半分人間、半分神獣、みたいなことだ」
「あのぉ、奴等とは?」
「そうか、それもしらないのか。
スペインには2人、ここサン・ライズ・アイランドには1人、他にも何人かいるという噂だが、今のところこの3人がいることは確かだ。
こいつらの目的は定かじゃないし、何がしたかわからない」
「なるほど……そいつらをぶっ倒せばことは解決すると!」
「そうでもないがな」
2人はその後も1時間程、この事件について話し続けた。
リーフォンは自分がシェイカーとしてスペインから来たことや、学生時代の話など、自分のことをたっぷりとリュウセイに理解させた。
その会話中、隣のリーフが起きてきた。
「誰と話してるの? リュウセイ?」
その会話にルーフも加わった。
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