3.戦闘開始!

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あぁ。スペインで撃たれた。撃たれたというより撃たれに行った。それと、俺の名前はリーフォンだ。リーフォン・ラウール。覚えておけ。 話を戻すが、A型はA型でも“奴等”のしもべになってしまうものと、俺や君たちのように体がいかれちまう者に分かれる。 ちなみに、そこの小人のように完全な形になってしまう者たちはB型。 O型は血が濃いためか何の変化もない。 AB型は5:5、つまり人魚のように半分人間、半分神獣、みたいなことだ」 「あのぉ、奴等とは?」 「そうか、それもしらないのか。 スペインには2人、ここサン・ライズ・アイランドには1人、他にも何人かいるという噂だが、今のところこの3人がいることは確かだ。 こいつらの目的は定かじゃないし、何がしたかわからない」 「なるほど……そいつらをぶっ倒せばことは解決すると!」 「そうでもないがな」  2人はその後も1時間程、この事件について話し続けた。  リーフォンは自分がシェイカーとしてスペインから来たことや、学生時代の話など、自分のことをたっぷりとリュウセイに理解させた。  その会話中、隣のリーフが起きてきた。 「誰と話してるの? リュウセイ?」  その会話にルーフも加わった。
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