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ここに集まる4人はそれぞれの自己紹介を兼ねて、自分の血も紹介した。
「俺はFBI特別捜査官、リーフォン・ラウール。血は……まだ確認していない」
「俺はリュウセイ・ルイス・フェルナンデス。多分龍の血を撃たれた」
「私はルーフ・マルシア・フェルナンデス。血は4大精霊の風の精、シルフ」
「俺はティロピノ・ムリウィンド。ノムって呼んでくれ。血はノーム」
ノムの本名を聞いたリーフォンは焦った。なぜなら、ここに来る前にスペインで、“ムリウィンド家”を生け捕りにして来いと命令されたからだ。
だがリーフォンの本当の目的はそんなことではない。
忘れかけた本当の目的、それはこの事件の発端となったサン・ライズ・アイランドを調査すること。
それを思い出したリーフォンは、3人に協力をお願いした。
「ムリウィンド……すまない。俺はFBIだった。君たちもこの事件に興味があるようだし、俺に協力してくれないか?」
「もちろんです! 俺達にできることがあったらなんでもいってください!
ところで、リーフォンさんの血はまだわからないんですよね?」
「あぁ」
「今確認してみませんか?
ただ力を全体の行き渡らすだけでなれますよ」
リーフォンは言われるがままに力を振り絞った。
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