3.戦闘開始!

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 ここに集まる4人はそれぞれの自己紹介を兼ねて、自分の血も紹介した。 「俺はFBI特別捜査官、リーフォン・ラウール。血は……まだ確認していない」 「俺はリュウセイ・ルイス・フェルナンデス。多分龍の血を撃たれた」 「私はルーフ・マルシア・フェルナンデス。血は4大精霊の風の精、シルフ」 「俺はティロピノ・ムリウィンド。ノムって呼んでくれ。血はノーム」  ノムの本名を聞いたリーフォンは焦った。なぜなら、ここに来る前にスペインで、“ムリウィンド家”を生け捕りにして来いと命令されたからだ。  だがリーフォンの本当の目的はそんなことではない。  忘れかけた本当の目的、それはこの事件の発端となったサン・ライズ・アイランドを調査すること。  それを思い出したリーフォンは、3人に協力をお願いした。 「ムリウィンド……すまない。俺はFBIだった。君たちもこの事件に興味があるようだし、俺に協力してくれないか?」 「もちろんです! 俺達にできることがあったらなんでもいってください! ところで、リーフォンさんの血はまだわからないんですよね?」 「あぁ」 「今確認してみませんか? ただ力を全体の行き渡らすだけでなれますよ」  リーフォンは言われるがままに力を振り絞った。
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