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ノム! お前は……すまないがずっと地中に隠れていてくれ」
リーフォンは全員に役割を与え、その日は眠れぬ夜を過ごした。
1週間後、リュウセイはリーフォンに付いて行った。
リーフォンが向かったのは会議室、時間は朝7時。
グループのメンバーである警察官50人が集まる前に、リーフォンはボンゴを呼び出した。
「やぁ、シェイカー。どうした?」
「すまないボンゴ、少し準備してるものがあるんだ。付いてきてくれ」
「準備してるもの? なんだなんだ? 楽しみだなぁ。
ところで後ろのガキは?」
「リュウセイていって、俺達に協力してくれる新人さんだ」
リーフォンは立ち入り禁止の看板がたつ、廃墟になった遊園地へ向かった。
リュウセイとボンゴ……それとノムを引き連れて。
「ここか? シェイカー?」
「あぁ……」
3人、いや4人はアトラクションのない、広い休憩所にたった。
リーフォンとリュウセイの向かい側にボンゴがたって……。
「リュウセイはここで少し見ていてくれ……ウォー!!」
リーフォンは右腕をグリフォンの腕に変え、大きく振り上げてボンゴに突っ込んだ。
「なにすんだシェイカー!!
てめぇ裏切り者だったのか!」
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