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「光麒、準備はもう終わったか?」
CPSボックスを手の中で転がしながら聞いた。
「ええ。元々荷物が少ないですから直ぐに終わりましたよ」
「そう…か…」
「……不安…ですか?」
ずっとCPSボックスを眺めながら俯いているテンリはハッと顔を上げて光麒を見た。
「何故分かるのか…という表情ですね。私は貴方のパートナーですよ」
「そして親友だ」
「はい」
光麒がニコリと笑うと、テンリの不安な表情が消える。
「まあ、いきなり地上界で3年間も生活しろと言われて、凄く不安なんだ」
「えぇ」
「父さんも通った道だと知っていても不安は拭えない…」
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