三話

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光麒は絃治朗に礼をして慌ててテンリの後を追った。 絃「今年は変わったやつが入ってきたな…。つーか様付けで呼ぶって…一体どんな関係なんだ?」 テンリと光麒は部屋のある階へと向かうエレベーターに乗っていた。 テンリ「部屋は別なんだな」 光麒「そのようですね」 テンリ「ということは一人部屋なのか?」 光麒「どうなんでしょうか。まともに説明も聞けませんでしたから分かりませんね」 笑いながら言った。 しかし、顔は笑っているが目が笑ってなかった。 テンリ「…それは悪かったから、その笑みは止めてくれ」 冷や汗を流しながら謝る。
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