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「じゃあ行くか」
「はい」
2人は広い草原にやって来た。
それぞれ少し離れた所に立った。
「じゃあ光麒からいけよ」
「えっ!?私からですか?」
早く早くと促され光麒は諦めたように分かりましたと言った。
そして目を閉じる。
次の瞬間、光麒が金色の光に包まれた。
テンリは目を細めて見ている。
2・3秒たち光は静まった。
そこに立っていたのは金色に輝く麒麟だった。
緩やかな風で靡(なび)く鬣(たてがみ)が日の光でキラキラと輝いていた。
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