二話

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その言葉に胸の底から何かが込み上げる感覚を抑え込む。 「あぁ、俺の側にいてくれ」 そう言うと光麒は小さく、しかしはっきりとした口調で『はい』と言った。 ――――― 食事も終わり、テンリと光麒は部屋に戻り荷造りを始めた。 制服とやらはあちらで受け取るらしい。 だから明日は正装に近い服装をしろと言われた。 必要な荷物はCPSボックスと呼ばれる物に全て入れた。 CPSボックスとは、直径5センチメートルの箱で中身は無限の空間が広がっていて旅行に行くなどのときに必需品となっている物だ。
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