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第1章 「アフリカでの出来事」
ここは、アフリカ大陸のケニアの奥地の、とある村。村人は約200人。
この村の問題は、飲み水による病気だ。
この村には井戸がない。
だから村人は5キロ離れた井戸まで、大きなバケツを持って行って、水をくみにいかなければならない。
20キロの重さのバケツを両手に持ち、1日5往復もするのだ。
これだけ苦労して運んでいる水。だが別名、「死の水」と言われている。
この水の中には、ヒ素が基準値を大幅に超える量が入っているのだ。
しかし村人にとっては命の水なのだ。
この水を飲まなければ生きてはいけない為、村人はこの水を仕方なく飲んでいる。
これがこの村の抱える問題である。
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