18人が本棚に入れています
本棚に追加
/21ページ
働いた事もないのに、その仕事は僕にはむいていないと決めつけてしまう。
また今日も仕事が決まらずに帰ってきてしまった。
「はぁ」
ため息ばかりがでる。
そんなときだった。
先日、部屋に入ってきた蝶々が、母親が僕の部屋を明るくするために置いた造花にとまっていた。
きっとこの蝶々は、本物の花だと思いとまっているのだろう。
でもこの蝶々は先入観をもっていないから、造花にとまっているのだろう。
僕は、この蝶々よりもカッコ悪い。
最初のコメントを投稿しよう!