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生まれは他県。
今は母の実家暮らし。
でも母はこの家にいない。父もいない。親は離婚している。
4歳の時
親が離婚。
私は父と。弟は母と。
でも父は私を育てられなかったみたい。
私は父と母の実家へ来た。叔母サンも来てた。
私は叔母サンと遊んでた。
父は祖母と話をしてる。父が泣いてた。
叔母サンに聞いた。
「ねぇ、お父さん泣いてるよ?どーしたの?」
「今おばあちゃんとお話してるからもうちょっと遊んでようね」
しばらくして話が終わったらしい。
父達のもとへ行った。
父が涙を流しながら、でも、ニコっと笑ってずっと私の頭を撫でてた。
「お父さんどうしたの?泣いてるよ?」
「────。」
父は何か言ったがよくわからなかった。
父が祖母に頭を下げて行った。
「お父さんどっかいくの?」
叔母チャンは私の手を繋ながら答えた。
「そうだよ。光はお留守番だからね。」
「はーい。お父さんバイバーイ!」
父は振り返らずに去っていった。なにも知らない私は無邪気に手を振っていた。
それが最後。
それから父には会ってない。
私を育てられずに預けたとわかったのはいつだったかな。
泣いてる父の顔が今も頭に焼き付いている。
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