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「また昔の夢を見てたの?うなされてたわよ」
扉が開くと同時に透き通った声が少年の耳に入ってきた
少年がそちらを見ると20代中頃くらいだろうか。とても容姿の整っている女性が立っていた
「……過去のことだと理解はしているんだけど……」
少年は頭を抱えて辛そうな顔で答えた
「…カイ……無理に忘れようとしなくてもいいよ。今は私が傍にいるから……安心して」
女性はカイと呼ばれる少年を優しく抱き寄せた
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