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「あぐりちゃん! お久しぶりやね!」
「本当に。今日は誘ってくれてありがとう。こっちは色々変わったね。」
「フフフ、そりゃそうよ、結局あぐりちゃんたらあれから一度も帰ってこないんやもの。7年もたてばね……。それより、迎えに行けなくてごめんなさいね。こいつ、変な事せんかった? あぐりちゃん、ますます綺麗になったもんね~。」
綾さんはそう言いながら、私の隣にいる彼を冗談ぽく睨んだ。
「おいおい! 頼んどいてそれかい! まずお礼やろ? お礼ぇ~。」
思いきり不服そう。
それがおかしくて、私は思わず小さく吹き出してしまった。
「綾さん、大丈夫よ。変なことなら沢山言われたけど。」
「お前なぁ…」
「あら、二人ともすっかり打ち解けて! あぐりちゃん、楽しい帰省になりそうやね。」
そう言って、綾さんはニッコリ笑った。
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