君の一縷 

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「あぁ、秀ちゃん今ね、叔父さんの研究所にいてるんよ。」   「……えぇ!? うちに!? どうして?」   寝耳に水。 飛び上がりそうになるくらい心底驚いた。   「詳しいことは知らんけど……。私は時々顔合わすし、うちの人とも仲ええんよぉ。秀ちゃんに今日の話したら、えらい熱心に協力するーって言うから。まぁ普段から良い人なんやけどね。あぐりちゃんはびっくりしたやろうね、ごめんね。」   「う、ううん。それは、いいんだけど。」
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