兎が跳ねた時~こうして私は異世界に行きました~

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ちょっと…!なんで電源が切れるの!? さっきの歌といいもう訳がわからない!! 幽霊の類いじゃないよねー!? 内心怯えながら震える指先をボタンに運び、再び携帯の電源を入れる けたたましい起動音と共に明かりが点り、電源が入った ひとまず起動したことに安堵し、ほっと一息吐いたその瞬間 あの歌がまた流れだし携帯が眩しい程の光を発し始めたのだ! 思わず両手で顔を被いギュッと目を固く瞑る それでも眩しくて目が痛い な…なに!?何が起こったの!? 眩しくて何も見えない…! 『…十五夜お月様見て跳ねるー』 ・・・光の洪水の中、その曲は止む事なく何回も何回も流れ続けたのだった・・・
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