プロローグ

2/30
前へ
/41ページ
次へ
 この世界には五つの大陸と神格を持つ四人の聖獣と二人の神獣が存在する。  聖獣は東西南北に存在する四つの大陸を守護し、世界に自分達の司る属性の力を放ち、世界の安定を支えていた。  北、土の大陸を守護し、土の属性を司る聖獣・玄武。  東、水の大陸を守護し、水の属性を司る聖獣・青龍。  南、火の大陸を守護し、火の属性を司る聖獣・朱雀。  西、風の大陸を守護し、風の属性を司る聖獣・白虎。  この四人は大陸の人々に世界を守護する‘四聖獣’として知られている。  そして、東西南北の大陸に囲まれる様にして存在する中央大陸。ここには人知れず、世界の秩序を守護する神獣が存在した。  世界の生きとし生ける者全ての生と死を守護し、司る神獣・鳳凰。  東西南北の大陸に存在する四聖獣が送り出す属性の力を調整し、自然の秩序と調和を司る神獣・麒麟。  二人は世界の秩序を護ると共に、ある一定の期間ごとに行われる‘儀式’の会場である中央大陸も守護していた。
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17人が本棚に入れています
本棚に追加