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異変に気づいたのは､それから暫く過ぎてからだった｡
四六時中睡魔に襲われて､ずっと体がダルい感じがしていた｡
風邪でも引いたかな？何てくらいにしか思ってなかった私は､そのまま特に気にもとめていなかった｡
さすがにおかしいなって感じたのは､トイレの回数だった｡
普段からトイレにそんなに行く方じゃないのに､昼間も夜も尋常じゃないほどに回数が増えたのだ｡
特に夜は､１時間置きに３回～５回起きて行っていた｡
その頃から､梅干しを大人買いして､１日で二袋をペロリと平らげたり､自分が自分じゃないみたいな感じで､友人に最近のおかしな自分を､何となしに話した｡
｢それ､妊娠してるんじゃない？｣
友人からの言葉を聞くまで､考えもしなかった事だった｡
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