んじゃ、また明日。

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 通夜も葬式も行きたくなかった。  私はよくもらい泣きをするので、行ったら絶対泣くと思った。  瑞原は私の為に涙を流してくれたことがあったが、その逆は未だにない、ということだ。  薄情な親友。そんなの親友でも何でもない。  だが、瑞原は私の唯一無二の親友だったし、私は瑞原の唯一無二の親友だった。それは確かなのだ。  瑞原は私を認めてくれたし、私は瑞原を認めてあげた。  瑞原は私を受け止めてくれたし、私は瑞原を受け止めてあげた。  瑞原は私を抱きしめてくれたし、私は瑞原を抱きしめてあげた。  相互関係が成立することで、私達は一緒に居られた。  しかし。  それらは全てマボロシと化した。
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