誕生と出会い

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嫌な事ばかりの施設暮らし。   でもその暮らしの中に唯一楽しみがあった!       施設の隣に住むお爺さん。70才位だろぅか…。 いつも陶芸ゃ詩を書いたり作ったりしていた。   俺ゎ公園へ行く為に施設を出た。   駆け足で公園へ向かう。いつも決まって、4個あるブランコの一番左に乗る。   いつもの様に一人で遊んでいた俺は、ブランコに座り…ふと公園を見渡した。 そこには家族連れが居た。   父、母、娘。3人で楽しそうに笑って居た。 それを見た俺ゎ…気が付いたら、とんでもない事をしていた。   砂場で遊んでいた家族連れの元へ行き、女の子が作った砂の山(お城っぽい物)を… 豪快に破壊していた。     泣きじゃくる女の子。 俺を叱り始める女の子の父親。 娘の頭を撫で、落ち着かせようとする母親。     俺ゎ無言で勝ち誇ったように女の子を見ていた。       その時だった! 頭にもの凄い衝撃が走った。   その痛さに思わず『いてぇー!』っと叫び頭を抱えうずくまった。     痛みが引き、何事だ!と言わんばかりの勢いで、後ろを振り返ると…
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