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「痛かったか?」
一言だけ俺に向かって呟いた。
『当たり前だろ!』とゎ言えず、俺ゎ小さく頷いた。
お爺さんゎ俺の返事を確認してから、そっと頭を撫で抱き上げた。
その時俺ゎ…抱き上げられながら泣いていたんだ。
痛いからじゃない。
嬉しさと寂しさが入り混じっていたからだと思う。
俺が泣き止むまで、何も言わずにただ抱きしめてくれていた。
泣き止んだのを確認したのか…
「帰るかのぉ~」と声に出し、俺を抱いたままゆっくりと歩き始めた。
何の疑問も無く施設へ辿り着いた。
そして俺を下ろし、頭を撫でながら笑顔で「寂しくなったら家に来るんじゃよ…!」
お爺さんゎ自分の家を指差しそぉ言った。
俺ゎ黙って頷き、帰宅した。
ふと思ったのが…何故お爺さんゎ俺の家を知っていたんだ…?
そぉ考え少し不安もあったが、何よりとても暖かく優しい。そんな気持ちが強く「明日…遊びに行こう!」
そぉ思い、俺ゎ眠りに付いた。
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