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すると前方から見覚えのある老人が、こちらに向かって歩いて来てるのに気が付いた。
『お爺さんだ…!』
確信を持った俺ゎ自然と笑顔になって、急いで駆け寄って行った。
施設で俺ゎ笑わないので有名だった。無表情の方が正しいかな…。
嬉しくても、悲しくても…。いつも同じ表情。
まぁ…嬉しい事何てあった記憶がないけどね(笑)
そんな俺が自然と笑顔になった。余程嬉しかったんだろう。
笑顔で駆け寄った俺を優しく抱き上げるお爺さん。
『…暖かい…。』
俺ゎボソッと呟いた。
再度ベンチに座り、俺ゎ疑問に思った事を聞いてみた。
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