魔法の時間

ボク、ちっこいの

寝ていたボクは、ムクッと起きた。辺りはさっきと違って真っ暗真っ暗。

なんで起きちゃったかというとね、ボクがかけてる この白い毛布。スースーしてて暖かくないし、すぐ破けるし、端っこの方が水に濡れてなくなっちゃった。

…新吾がいない。

と思ったけど、ちょっと飛んだらすぐ見つけられた。タオルにくるまって寝てるみたい。

『起きて起きて、新吾新吾、起きて』

ボクは、新吾の髪の毛をツンツン引っ張った

すると新吾はムクムク動いて、ほんの少しだけ目を開いた

『ん………』

『新吾!!』

『え？』

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