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教室に入るとなんだか凄い空気だった。
睨み合ってる奴。
仲良く喋ってる奴。
寝てる奴。
いろんな奴がいた。
俺と猛が席に着き喋ってると、やはり睨まれた。
猛は負けじと睨み返す。
俺は笑顔で見返した。
下校の時間。
凌達と合流した俺達は下駄箱の所で六人程の男に声をかけられた。
[あんたら、花西の岩村達だろ?]
[だったらなんだよ]
言い返したのはやはり猛。
[すげー有名だよあんた達、多分二三年にはもう目つけられてるぜ?]
[へぇ]
[まぁ頑張れよ]
そう言ってそいつらは消えた。
[なんだあいつ]
[まぁいいじゃん、猛んち行こうぜ?]
[ああ]
そして俺達はいつものように猛のうちにいた。
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