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[あと1週間くらいで高校かぁ]
言い出したのは龍二だ。
[そうだなぁ、どうする?なんか変えてく?]
猛は横にしていた体を上半身だけ起こし、あぐらをかいてニヤニヤした。
[龍二と猛は変える事なくね?大晦日変えたばっかりじゃん]
[いやでもさ、やっぱりまた新たに始まるんだぜ?俺たちの物語がよ]
猛はスッと立ち上がるとゆっくり歩き、窓から照らされる日の光の前に立ち片手を顔の前に出した。
こいつはなにを気取っている?
と思ったが口にはしなかった。
[俺は別に…なんか変えようとは考えてねぇな]
[俺は…金髪にしようかな?]
すると龍二が言った。
[やめとけ!ただでさえ目立つんだから]
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