秘密関係

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教室に入る。 なんだか笑みがこぼれてしまう。                     さっきまでの時間が夢みたい。                      『さぁーらっ。』 ギュッ。                     大好きなこの温度。                      『ヒロッ。』                     後ろから抱きしめられる。 私はヒロの腕をぎゅっと握った。                        こうしていると・・・。 どっちが好きなのかわかんなくなる。                     <お互い二番目ってことで。>                      ・・・そうだったね。 一人で舞い上がって・・・。                   私の一番はこの人だ。                     『おはよう。ヒロ。』                      教室でもどこでも関係なく私を抱きしめてくれるこの腕を離したくないって・・・                    心の底から願った。
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