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『明日迎え来るから~。』
私の家の前でヒロが言う。
『・・・なんで??』
朝はいつも別々に登校するのになんでだろう。
『・・・最近同じクラスの佐藤リクと仲いいじゃん・・・委員会も一緒だし・・・家近いからお前朝はリクと一緒に学校来るしてるし・・・俺なりに怖い。』
私の手を握る力が少し強くなる。
『ヒロ・・・私リクのことは友達っつーか・・・普通にムカつく感じだから気にしないでよ!
幼なじみってだけだから。』
そういってもヒロの表情は固い。
そんなに心配しなくてもいいのに。
ヒロは少し下を向いて
わたしを引き寄せてキスをした。
いつもより長くてヒロの心配が伝わってくる。
『信じてよ。』
笑って私が言うとヒロは
『あぁ。』
といって抱き寄せた。
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