大嫌いなあなた

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『ただいま~。』 家に入るとなんか聞き覚えのある笑い声が耳に入った。                    ・・・もしかして。                      急いでリビングに走る。 『おぉ~。沙良お帰り。』                      笑うと細くなる目。 少し低い声。                      『なんでまたあんたは私の家に家族のようにしていんのよ!?』                      佐藤リク。                      身長はヒロより高くて ヒロもなかなか女子から好評な男子だけど それを軽く上回るモテっぷり。                     『いいじゃん♪ご近所物語って漫画読んでたら沙良の家行きたくなってさ~。』                      ・・・ご近所物語と私の家に何の接点があるのだろうか。                        『馬鹿じゃないの?』 そう冷たく言い放って部屋に戻った。
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