秘密関係

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『沙良ーっ。起きなさい~』                     ・・・いやいや寝れなかったから。 リクと私は昨日からただの幼なじみじゃないんだなぁ。                     なんか・・・この感情を言葉で表すのは数学以上に難しい。                    罪悪感と恋愛のドキドキが入り混じった不思議な感覚。                       ・・・あ、言葉で表せたよ。                      『私何やってんだろう。』                     一睡もしてない。 今日大丈夫かな~。                     『いってきます。』                   ポンッ!                     誰かに肩をたたかれる。 香水の香り。                   振り返るとそこにはイケメン。                     ・・・リクだ。                     『よぉ♪』 いつもと変わらない。 思わず時を忘れてしまいそうなリクの笑顔に見とれてしまう。                    『お・・・おは・・ッおは・・・。』                     何を緊張してんだろう。 リクが笑顔を溢す。                      『なにが言いたいんだよ(笑)おっはー!か♪』                     『あんたはいつもネタが古いのよッ!!!』                      あ・・・。 この感じ。いつもと一緒。                    やっぱ・・・・この人との時間はいつも楽しい。
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