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君主の殺害は死罪。即ち政は捕らえられ、投獄される。
この罪、母にも累及ぶことを知り、政は鍬で面皮を削ぎ、体を切り刻んで、何処の何者か判断できない姿になって自害する。
その遺骸は市中に晒される。
この者を知る者には、懸賞金を授けると言う。
一人の女が名乗り出て言う。それは聶政であると。母にも累及ぶと知り、このような姿になって自害したのだと慟哭して、その母はそのまま死んでしまったのであった。
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