愛の形と幸せの意味

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先程から瑠璃子の態度が気になっている龍介は、事ある度に瑠璃子を見てしまう。 そんな龍介の視線を、テレビを見ながら感じていた瑠璃子は急に振り向く。 「さっきから何をチラチラ見てるの?私に何か話でもあるの?」 『あ…いや…。 怒ってます?』 「怒ってないわよ…。 クス‥ そんな事を気にしてたの? 貴方の行動や考えに、いちいち腹を立ててたら身がもたないもの…。 それに…貴方のやる事なす事、私は全てお見通しよ?」 『でも…ゴメンな? もう瑠璃子に心配かけるような事はしないから』 「心配もしてないわよ? 梅ちゃんと彩月さんは心配して電話をかけたり、梅ちゃんなんてあの身体で「探してきます」なんて言うから私が止めたのよ? でも、貴方の行きそうな場所は予想できてたから、二人を落ち着かせるために場所を教えたの。 そしたら梅ちゃんが勝手に出ていっちゃったってわけ…」 『それでアニキは、わざわざ花を買ってきてくれたのか…』 「でも…もし龍介が詩織さんの所に居なかったら心配してたわね…」 『本当?』 「えぇ…。 私達を残して何処かに行ってしまってたら…間違いなく心配して探してたと思うわ」
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