猫とご主人様

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あの日から数年後── たとえ「外」に出られなくても、ご主人様が居てくれればボクは平気なんだ。 その後、ぼくは与えられた部屋で温かいお茶を飲みながら…ふわふわの絨毯(じゅうたん)の上で寝転がるのがぼくの日課になっていた。 ご主人様がお仕事の間は、1人で待っている間にふと昔のことを思い出すけど最近はそんなことも無くなってきていた。 1日中、光が差し込む暖かいこの部屋でごろごろしたり、しっぽや耳の毛繕いをしたりして時間をつぶしている。 そんな普通の生活がおくれて── 僕は本当に幸せだ (=⌒ー⌒=) .
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