酔恋

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「どわっ……」 可愛らしくもない声がアタシの喉から発せられる。 もうちょっと女の子らしい声を出せばよかったとか、恥ずかしい…。 なんて、短い時間のうちに頭の中でグルグル。                すぐ目の前に、美形さんのつけていたエプロンが。 危ない、と思う暇もなく 避けようと思ってよじれた体が その美形さんに体当たり ………することはなく 「大丈夫?」 体制を崩してしまった体は その人の腕に支えられていて。 .
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