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「だ、だっだいじょうぶれす!」
腕の中にいて、見上げた視線が、美形さんの視線と絡んだとたんに
体中の血が沸騰したみたいに、心臓の動きまでが活発になって
ドキドキしすぎて、心臓がこわれるかと思った。
慌てるように、体を離すと
またクスリと笑われた。
涼しげな口元が柔らかく曲げられるのを見るのは、とても好きなのだけれど
アタシを見て笑っているのだと思うと、この場から逃げ出してしまいたいくらい
恥ずかしかった。
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