「とっても晴れた草原で」

とある星のとある草原に

キリンニキニキザウルスが暮らしていました

暮らしているというか、なんというか…

キリンニキニキザウルスは、高い木の葉っぱを食べる動物です。なので普通は森に暮らしているのです。だけどこの子は風邪引きキリンニキニキザウルス。つまり風邪を引いているのです。

風邪を引いたキリンニキニキザウルスは、くしゃみの時に火を噴いてしまいます。だから森を治めるキリンニキニキザウルスの長に、風邪が治るまで草原で療養する事を命じられました。

このキリンニキニキザウルスはまだ子供。初めての草原、初めてのひとりです。

寂しさが嫌で森へ帰りたくなりますが、くしゃみの火で森を焼くのはもっと嫌です。

哀しくなって泣きそうなキリンニキニキザウルス。

そんなキリンニキニキザウルスに、アキレタイヨウモドキが近付いてきました。