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見たこともないまったくの他人である。
麗斗は倒れそうになった、がすぐに正気に戻ったパトカーのサイレンが聞こえたからだ。
麗斗はどうしていいかわからず茫然としていたがそれが徐々に近づいてくるのがわかり逃げた、なぜにげたのかはわからない。
とっさの判断だった。
外は今にも雨が降りそうな真っ黒の曇り空であった。
なぜにげたのか今となっては後悔している。
逃げてしまったからにはもう遅いような気がして麗斗は数時間無我夢中で走っていたがそれも限界だった。
目の前が暗くなってきた。もう.限界..。
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