第1章 神経痛

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4、症状 (ア)三大徴候(三大症状) (A)疼痛が神経の走行およびその分布領域に一致しておこる。 (B)疼痛が発作的に出現するが発作的に激烈となる。 (C)神経走行路上のある特定部位(神経が筋膜を貫通し、あるいは骨間をでる部または体表を走行する部など)に圧痛を見る。(ワレー氏圧痛点) (イ)前駆症状 突然発作が起こったり、灼熱感(熱感)、寒冷感、持続性の疼痛が前駆する。運動や寒冷、圧迫などにより誘発される。 (ウ)疼痛発作 (A)数秒、数分または数時間持続し、徐々に和らぎ、間欠時にはほとんど症状をみない。体動により痛みが増強する。 (B)発作が激しい時は、顔面蒼白し、疼痛を軽減しようとして得意な姿勢をとる。 (エ)知覚異常  分布領域に知覚過敏をみる。 (オ)随伴症状  疼痛による不眠、発赤、発汗、流涙などを示す。
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