日常

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賑やかな教室の中で、ぼーっと、窓から外を覗いているのは、俺、田中賢治。 何もすることがなく、外にいるあの人をみている。 バンっ‼ 田中「いたっ‼」 武田「何、ボケッとしてんだ。」 コイツの名前は、武田悟。 田中「いてぇなぁ。」 武田「好きな奴が外にでもいるのか。」 田中「い、いねぇよ。そんなの…」 こうしてみると、結構しゃべっているように見えるかもしれないが、実際に面と向かって話せるのは、武田ぐらいなのである。 無口になったのには、一つの原因があったのだ。
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