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ゼフィス「ほらっ」
そう言って、絵蓮に鏡を渡した。
絵蓮「……?」
渡されるがままに鏡を手に取り、自分を見た。
絵蓮「おぉ!!!昔と同じ!」
と嬉しそうに髪を触っている。
ゼフィス「……良かったな……それより…これ付けろ」
そして指輪を2つ投げた。
絵蓮「懐かしい…俺がお前に預けたやつか…」
そう言って、両手に付けた。
ゼフィス「…懐かしいな…お前を見ていると…」
絵蓮「そうか?」
ゼフィス「なら…行くか…【神門…異空間ゲート】…」
そう言うと、門が絵蓮達の前に出来た。
絵蓮「じゃあな!」
ゼフィス「…あぁ!エレン・グレン」
エレン「…いいのか?」
ゼフィス「…当たり前だろうが!」
そう言って背中を押した。
絵蓮「…じゃあな!ゼフィス」
ゼフィス「…ああ…またな」
そう言ってエレンは門を通って行った。
ゼフィス「…主。
どうか…守ってやってくれ…
どんなことがあっても離れて行かないでくれ…
昔みたいに…笑顔でいてくれ。
主には…決められた世界を覆すことが出来るのだから…」
その声は、エレンに届いたのか分からない。
門は、エレンが通ると跡形も無くなっていた。
ゼフィスは心配そうに無くなった門。…エレンを見ていた。
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