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タラヲはいつも通り三輪車で町中を走る。
途中で裏のおじいちゃんと会い、“たわい”のない話を交わす…つもりでした。
裏のおじいちゃん「おお、タラちゃんか今日もお散歩かい?元気だねぇ」
タラヲ「そうです。今日も“パトルール”です!」
裏のおじいちゃん「ほっほっほ…パトロールだね…タラちゃんのおかげで助かってるよ」
タラヲ「あ、そういえばおじいちゃんのお家に変な人が来てたですよ。泥棒みたいですよ。」
裏のおじいちゃん「なんだって本当かいそれは!ありがとうタラちゃん。あぁ大変だ」
裏のおじいちゃんは血相を変えて家路を急いだ
タラヲ「ふふ…ウッソでぇすよぉ!」
しばらくして車のブレーキ音と“ドグシャ”という鈍い音が町中に響いた。そう裏のおじいちゃんが轢かれたのだ…
タラヲはそれきたと一目散に現場へと三輪車を走らせる。
現場へ来てみると野次馬は誰一人も居らず、運転手と助手席に乗っていた女があたふたしていた。
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