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教室に戻った俺は自分の席に着く
最初は当然出席番号順だから俺はだいたい窓側の席なのだ
今回も窓側の後ろから2番目である
ちょうどいい場所だろう、一番後ろだとプリントを集めたりと面倒だしだからといって前だとケータイをいじったり居眠りが出来なくなる
俺は頬杖をつきながら校庭のほうを見ていた
咲きかけの桜が太陽の光に照らされ、綺麗に輝いていた
俺はケータイを鞄から取り出し、開く
メールは一通もなく、ただケータイの画面をぼんやりと見ていた時だった
「ねぇねぇ」
その声は後ろから聞こえた
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