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「んじゃ神屋先生どうぞ入って下さい」
ピクッ
俺はその名前を聞き反応してしまう
「先程も紹介しましたが神屋健治です、わからないところばかりなのはお互い様だと思いますがよろしくお願いします」
その声はまたあの低く冷静とした声だった
「では神屋先生後はよろしくお願いしますね」
「はい」
ガラガラッ
最初に教室に入ってきた先生が出ていった後神屋は教卓の前へ立つ
「では今からこの学園についてや注意等などを説明していくのでちゃんと頭に入れて下さいね」
(あーあまた話かよ、めんどいなー)
俺がそんなこと思っていると
♪♪~♪♪~♪~
(やっべ~)
俺のズボンのポケットのケータイから音楽が流れる
「ん?誰のケータイだ?」
神屋が気づきこっちにやって来る
そして俺の隣でぴたりと止まると俺の方を向き
「お前か?えっと、三浦龍斗」
「いや俺じゃないっす」
「んじゃあそのポケットの中を見せてみろ」
「うっ、はい」
俺は仕方なくケータイを神屋に渡す
「これは預かっとくから放課後取りにくるように」
「はい」
(あーめんどうなことになっちまったなー)
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